充電式補聴器の使用上の注意点

最近は、扱いやすい充電式補聴器を選ばれるお客様が増えています。充電式補聴器に使われている充電池は、スマートフォンやタブレットPC等の電子機器と同じく、リチウムイオン充電池です。今回は充電式補聴器を良い状態でより長く使うためのヒントをご紹介します。

充電式補聴器の保管

リチウムイオン充電池を使用してる電子機器を不適切に保管すると、壊れてしまう可能性があります。補聴器は直射日光が当たる場所や高温の場所に置かず、涼しく乾燥した場所で保管することが重要です。

また子供やペットは、補聴器を口に入れてしまう危険性があります。これを避けるには、必ずキャビネットや引き出し等、手の届かない安全な場所に保管してください。

また、湿気が多い洗面所の鏡裏収納などは避けてください。充電式補聴器には保管用のケースが付属していることが多いため、使用しない場合はケースに入れて保管しておくと安全です。

 

充電池の寿命を延す方法

スマートフォンやパソコンなどの電子機器を使用している方はすでにご存じかもしれませんが、リチウムイオン充電池は繰り返し充電することで少しずつ消耗していきます。しかし、適切な使い方をすれば電池の寿命を延ばし、交換の出費を抑えることができます。

  • 乾燥させておくこと。補聴器は使わない時に乾燥ケースに入れると、補聴器の全体的な状態もよくなります。
  • 充電器に入れたままで放置しないこと。満充電(電池残量100%)の状態が長く続くと劣化が加速します。長期間使わない場合は、充電器に入れたままにしないでください。
  • 電池切れ(電池残量0%)の状態で放置しないこと。可能であれば、完全に電源が切れる前に充電を始めてください。電池が切れた状態では満充電と同じく劣化が早くなります。長期間使わない場合は、補聴器を数か月ごとに充電することをお勧めします。

 


充電式補聴器のメリット

電池式の補聴器を使っていると、どうしても補聴器用電池の購入や交換、廃棄は必要になってきます。電池の廃棄は難しい場合もありますので、そういうことが面倒と思っている方にとって、充電式補聴器は良い選択肢になります。また、補聴器用の空気電池は性質上、寒い時期にどうしても寿命が縮みますが、充電式補聴器は低温状態でも良好に機能するため、寒い地域に住んでいる方にもお勧めです。

シグニア補聴器の充電式補聴器は、フル充電でだいたい20時間前後使えます。フル充電しておけば、外出中にバッテリーがなくなる心配はほとんどありません。万が一外出中に電池が切れてしまった場合でも、蓄電機能付きのポータブル充電ケースが付属している器種なら、外出先でも簡単に充電できます。


いま多くの電子デバイスで使用されているリチウムイオン充電池は、性能が安定しており、安全性が高い、成熟した技術です。うまく充電されない場合、「壊れたの?」と思わず慌ててしまいますが、まずは正しく充電器に入っているかを確認してください。また、他のチェックすべき点はこちらの記事をご確認ください。

 

上手く充電できない時の対処法



充電式補聴器を検討中の方は、ぜひ一度シグニア補聴器の充電式ラインナップをご確認ください。様々な最新技術を取り入れた補聴器を提供しています。

充電器に置くだけで充電開始する非接触充電の器種や、Qi規格対応のスマートフォンと同じように、Qi充電パッドで充電できるものもあります。

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古い充電式補聴器を処分する方法

リチウムイオン充電池は、廃棄方法を間違えると環境や動物に害を及ぼす可能性があるだけでなく、火災の原因にもなりえます。日本ではリチウムイオン充電池は「資源有効利用促進法」の対象で、ゴミとして処分されずにリサイクルされます。充電式補聴器を廃棄する場合、普通のごみとして捨てずに、お住まいの地域のルールに従って廃棄してください。

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