騒がしい環境で聞こえをサポートしてくれる補聴器の機能とは? 

日常生活の中で、騒がしい環境になると聞こえの不快感を覚える方も多いでしょう。補聴器装用者にとって、騒音は大きな問題となります。でも大丈夫、補聴器には様々な機能が搭載されていて、騒がしい環境でも楽に聞き取れるようにしてくれます。どんな機能があるのか、見てみましょう。

テレビの音声はちゃんと聞き取れる?


例えば年末年始などに家族が集まったときに、テレビ番組を楽しみたいのに周囲にいる子供たちの声や食卓の音などが気になって、集中できないことがあります。
そんなときに役に立つのが、Bluetoothで補聴器に音声を飛ばす機能です。テレビに専用の機器(ストリームラインTV)を接続し、その機器とBluetooth搭載補聴器をワイヤレス接続させると、テレビの音声データが直接補聴器に届き、クリアな音で聞くことができます。もちろん周囲の音はいつも通り聞こえますので、一緒にテレビを見ている人との会話もできます。
最近では多くの補聴器にBluetoothが搭載されています。スマートフォンとも接続できるので、スマートフォンに「シグニア アプリ」をダウンロードすると、リモコンの代わりになって音声転送のコントロールや音量調節などができます。

Bluetooth搭載補聴器の活用についてはこちら

大きい音は、補聴器だともっと大きくなる?


補聴器とは、周りのすべての音を拾って、それをすべて大きくするもの、というイメージを持っている方もいるかもしれません。しかし、実は補聴器は拾った音に対して、とても繊細なコントロールをかけたうえで耳に届けてくれるのです。
その一つが、「突発音抑制機能」です。例えば食器がガチャンとぶつかる音、ドアがバタンと閉まる音、車のクラクションなど、普段の生活で突然聞こえる大きな音を補聴器がさらに増幅してしまうと、強い不快感に繋がります。突発音抑制機能は、このような大きな音がしたときは瞬時に判断して、その音を増幅しないようにしてくれます。

スピーチフォーカスで、しっかりと会話を楽しめる


職場で鳴る電話やコピー機の音で、相手の声が聞き取りづらいという経験はありませんか?そんな時に活躍するのが、様々な音の中から人の声にフォーカスして拾ってくれる「スピーチフォーカス」という機能です。

例えば職場の騒がしい環境でも、補聴器のマイクが自動的に声が聞こえてくる方向を検知します。前後どちらから聞こえてくるのか、また両耳に補聴器を着けている場合は360°どの方向でも認識します。そしてその方向に自動でピントを合わせて声を拾うので、会話がよりはっきり聞き取りやすくなり、楽に会話を楽しむことができます。
ここでご紹介したのは、補聴器に搭載されている一部の機能です。このように最近の補聴器には、様々な便利な機能が付いています。どの機能が搭載されているかは、補聴器のシリーズやクラスによって異なります。少し複雑ですので、補聴器のご検討の方は、補聴器販売店のスタッフに相談することをお勧めします。自分のニーズや生活環境を話すと、適切な器種をお勧めしてくれるでしょう。

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