食欲の秋!300人に聞いた、最も食欲がそそられる音とは?

秋は「食欲の秋」、「スポーツの秋」、「読書の秋」、「芸術の秋」等と呼ばれ、思いっきり五感で楽しめる季節です。 香りだけでなく、聴覚から食欲がわいてきた経験がある人も多いかと思います。あなたにとって「食欲がそそられる音」とは?日本補聴器工業会が実施したアンケート調査の結果を紹介します。

「食欲の秋」の由来

「食欲の秋」という言葉の由来には諸説があります。まず、なぜ秋になると食欲がでるのでしょうか?理由として

●厳しい暑さで夏バテして食欲が低下していたのが、涼しくなり食欲が回復する
●気温が下がってくると、体温を保つために基礎代謝が上がりエネルギーが使われるので、それを補うためにお腹がすく
●動物のように、寒い冬に向けてたくさん食べて栄養を蓄えようとする

等、いろいろな説があります。最もシンプルな理由は、秋はさまざまな食材が旬を迎えることから、美味しいものを食べる機会が増すということではないでしょうか。特に日本は四季がはっきりしているため、サンマ、キノコ、柿、栗など、秋にこそ味わいたい食材が多数あります。食材の豊富さから「食欲の秋」と呼ばれるようになったとしても、不思議ではないですね。

また、心療内科の医者によると、秋に食欲が増す原因の一つに、神経伝達物質「セロトニン」の分泌量も関係しているそうです。

おいしいものを食べると感じる「もっと食べたい」という欲求は、ドーパミンという成分が分泌されるからです。セロトニンはこのドーパミンの働きを抑えることができます。満腹感を感じさせ、食欲を抑制する作用があるのです。

ところが、日に当たる時間が短くなると、セロトニンの分泌量は減ってしまいます。秋になると日照時間が短くなりますよね。それでセロトニンが減って、ドーパミンの働きを抑え切れなくなり、食欲が増すのではないか、と言われています。

聴覚で食欲がそそられる?日本補聴器工業会の調査結果

食欲の秋に、どんな音を聞いたら食欲がそそられるのか、日本補聴器工業会が日本全国373人に対してアンケート調査を行いました。

●1位は「肉を焼く音」。20歳代から40歳代の幅広い層から多くの支持を集めました。思い出すだけでおなかが減ってくる人も多いのではないでしょうか?
●2位は「麺をすする音」。特に20歳代の男性から支持を集めました。ラーメンが好きな人は多いので、2位にランクインするのも不思議ではないですね
●3位には「ジューという音」がランクイン。この「ジュー」という音は、肉を焼く音、熱した鍋に食材などを入れる音など、さまざまな場面を想像させます。急にボリュームアップする音が、聞いた人の心を高揚させるようです。

下記の通りTOP10は料理に関する音が多いですが、「小川のせせらぎ」も6位にランクインしています。

なぜ「肉を焼く音」や「小川のせせらぎ」で食欲がわく?

日本安全食料料理協会によると、「肉を焼く音」は「高い音」や「低い音」が複雑に混ざりあっており、幅広い周波数の音が含まれているそうです。この「様々な周波数が含まれる音」というのは、人間にとってリラックス効果があるとされています。
いまはYouTubeで「ベーコンを焼く動画」が、リラックス効果があるとして人気を集めています。なぜかというと、この音が「ホワイトノイズ」に似ているからです。

ホワイトノイズとは、様々な周波数の音を混ぜて作ったノイズ(雑音)です。具体的には「サーッ」「シーッ」のような雑音を指します。ラジオの選局がうまくいかない時の雑音と似ている、というと分かりやすいでしょうか。

ホワイトノイズは脳を休ませ、リラックス効果が得られるといわれています。川のせせらぎや雨の音、波の音、たき火の音などは、全てホワイトノイズに似た周波数です。

 

先ほどのアンケート、食欲をそそる音として「小川のせせらぎ」がランクインしていましたね。食欲は一見関係ないように見えますが、リラックス効果がある音ですので、自然と食欲がわいてくるのかもしれませんね。

 ホワイトノイズは使用者の注意を逸らし、耳鳴りが気にならないようにする効果があるので、耳鳴り治療のためにも使われています。シグニアの耳鳴り治療機能が搭載されている補聴器には、ホワイトノイズや4種類の心安らぐ波の音など、豊富な種類が搭載されています。(もしかして耳鳴り治療のための補聴器は、食欲促進の効果もあるかも?!)

聴覚と周波数の関係はこちら

聴覚は、快適な生活を送る上で必要なだけでなく、心理面でも大きな影響を及ぼします。ぜひ耳の健康を大切にしましょう。

 

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