お祭やお出かけが多くなるシーズン、耳を傷めずに楽しむ方法は？
5月は天気が良い日が多いので、外に出かける機会が増えますね。この2年コロナ禍で中止になっていたお祭が、今年はやっとあちこちで開催されるようです。久しぶりにお祭の雰囲気を楽しめますね。お祭ではよく、大きな音で音楽が流れたり、間近で花火が打ち上ったりします。楽しいですしワクワクしますが、聞こえにはどのような影響があるのでしょうか？こちらでは、音が大きいイベントを安心・安全に楽しむ方法を紹介します。
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聞こえについて
便利な使い方
あちこちでお祭開催！
今年は久しぶりに全国各地で様々なお祭が開催されるようで、気持ちも晴れますね。ダンスや音楽好きな方にピッタリな「よさこい」のお祭も各地で開催されます。特に札幌のYOSAKOIソーラン祭りは、多くのステージで様々なパフォーマンスを楽しめて、人出も多いお祭です。
今年は東京の三社祭も開催予定です。各地で花火大会も予定されていますので、伝統的なお祭や花火がお好きな方は、こちらも楽しみですね。
気を付けるべき騒音は？
これらのお祭で気を付けていただきたいのが、騒音の耳への影響です。会場での音楽やアナウンス、太鼓やお囃子の音、花火の音などは、思っている以上に耳への負担となります。
音の大きさはデシベル(dB)という単位で測定し、85dB以上の大きい音を長時間・長期間聞き続けると、難聴になるリスクがあるとされています。日常生活で85dBの音というと「オートバイ」、「ヘアドライヤー」や「騒がしいバー」などに相当します。お祭の種類やその時々の場所・環境によっては、思いがけない大きな音を聞くことになります。
お祭だけでなく日頃から騒音にさらされていると、耳の中の細胞がダメージを受けてしまいます。すると、治療することが難しい「騒音性難聴」や「感音性難聴」になる可能性があります。
耳を守って楽しむ方法
耳をしっかり守りながらも、大きな音がする環境を楽しむことももちろんできます。
①耳せんの使用
最近様々な種類の耳せんが作られていて、ライブ用のものも増えています。ライブ用耳せんは通常の耳せんと違って、大きな音から耳を守り、かつ音楽を楽しめるように設計されています。主に耳に負担となる高音域をカットするようですので、耳を守りながら楽しめます。
「耳栓をすると音を十分に楽しめないのでは？」と思われる方も、ぜひ一度試してみてください。
②耳を休める
耳せんの使用と同時に、大きな音を聞いた後は耳を休めることをお勧めします。例えば、花火大会の直後にイヤフォンで音楽を聞かない、翌日も大きな音を聞かないようにする、などしてみてください。
大きな音は大きくしない、補聴器のテクノロジー
音が大きい環境で補聴器を使うとどうなるのでしょうか。補聴器は音を大きくするのだから、大きい音はさらに大きく聞こえる？
いいえ、実は最近の補聴器の多くに、「大きな音はそれ以上大きくしない」という機能が組みこまれています。補聴器が取り込んだ音を瞬時に分析して、耳の負担にならないように自動調整してくれるのです。
また、シグニア補聴器の最新シリーズ「Signia AXシリーズ」は、世界初*、2つの頭脳で言葉と環境音を別々処理するダブルプロセッサー補聴器です。2つのプロセッサーが言葉と環境音をしっかり分けて、それぞれ処理することで、騒がしい場所でも背景の雑音は大きくせずにすっきりと抑え、大切な会話はよりくっきり聞こえるように届けてくれます。
*2021年4月WSオーディオロジーグループ調べ
お出かけの機会が多くなると、どうしても騒音にさらされる機会が増えます。お祭やイベントなどを楽しみながら、同時に耳を守ることも考えてみましょう。騒音にさらされた後、少しでも聞こえ方の違和感や痛みを感じる場合は、早めに耳鼻科の診察を受けることををお勧めします。