梅雨時の体調不良には、耳も関係している? 

梅雨の時期は季節の変わり目です。雨が続いたり、突然晴れたりと、日ごとの天気の変化が激しい時期です。天気が変化するということは、気圧が変化するということ。気圧の変化は耳にも影響を与え、耳の痛みや耳鳴り等の症状を引き起こしていると言われています。

耳は不思議な器官

耳は、驚くべき高度な機能を備え、非常に複雑な働きをしています。耳は音を聞いたり、身体のバランス感覚を保つ大切な器官です。ですがそれだけでなく、最近の研究では、耳には「気圧の変化」を感知する能力もあることがわかってきました。

耳の奥にある内耳の神経細胞が気圧の変化を感じ取り、情報が脳に伝わります。その結果、血流の変化などで耳鳴りや耳痛が引き起こされるということです。このメカニズムの解明が進めば、耳鳴りなどの対処方法の確立につながるかもしれませんね。

耳の働きと加齢性難聴

耳の働きについて今も様々な研究が進められていますが、私たちにとって一番身近な機能は、やはり音を聞くことですね。しかし、耳は加齢やストレスによって聞こえづらくなる場合があります。特に加齢性の難聴は、誰にも起こりうるごく自然なことです。症状がない、あるいは症状が軽くても、耳について知識を深め、耳を傷めない方法や難聴の兆候が見られたときの対処法を覚えておくことはとても大切です。


難聴が進行すると、聞こえないことだけではなく、他にも様々な弊害が発生します。近年、難聴が生活やコミュニケーションに及ぼす影響や、認知症との関係性についても多くの研究がなされています。難聴の症状が現れた場合、まずは耳鼻科で診察してもらい、補聴器が役に立つ場合、早めに補聴器を使って脳に音を届けましょう。


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