難聴のサイン

多くの場合、難聴は何年もかけて少しずつ進行していきます。緩やかな変化なので、初期のころは聞こえが変化していることに全く気付かないでしょう。多くの場合、家族や友人が本人よりも先に気づくものです。
早めに自分で難聴を自覚することは、生活の質を保つためにもとても大切です。
最近聞こえ方が変わってきたかも?と思うなら、ぜひこのページをご確認ください。

  • 会話をしている時、聞き返すことが良くありますか?特に騒がしい場所だと多く聞き返しますか?

  • 音がくぐもって聞こえることがありますか?

  • 会話は聞こえても、言葉を聞き間違うことはありますか?(例:「しちじ」と「いちじ」、「しろい」と「ひろい」など

  • テレビの音が大きすぎると言われることがありますか?

  • 電話で話す時、相手の声が聞き取りづらいと感じることはありますか?

  • 人と会話するのがおっくうに感じることがありますか?それが原因で人に合うのを避けてしまうことは?

  • 会話する相手の口元を見ながら話す方が楽だと感じますか?

  • 耳鳴りを感じることがありますか?

上記の質問のうち、1つでも当てはまるのなら、あなたは難聴である可能性があります。でも大丈夫、様々な方法で解決することができます。我慢せず、すぐに行動を起こしてください。

オンライン聴力チェックもやってみる

補聴器は、早く使い始めましょう

補聴器を使うことに戸惑いを感じる人は、少なくありません。なるべくならつけたくないと、生活が立ち行かなくなるまで我慢してしまうことも。

ですが、補聴器は、難聴を自覚したらなるべく早く使い始めることをお勧めします。

聴覚は人体の他の部位と同じで、器官を使い、刺激を与え続けなければ衰えてきます。脳は常に聴覚からの刺激を受け、日々音を聞くトレーニングをしています。音が聞こえづらくなるということは、この刺激が少なくなるということ。すると、聞く力が低下するだけでなく、次第にコミュニケーション能力も衰退していきます。こうなると、いざ補聴器をつけても、衰えた聞く力やコミュニケーション能力は、なかなか元には戻らないのです。

補聴器についてもっと詳しく

難聴の仕組みを動画でチェック

聴力低下を放置すると:

  • 注意力の低下
  • 会話の聞き取りの低下
  • コミュニケーション力の低下
  • 記憶力の低下
  • 未知なものへの探求心の低下
  • 業務効率の減退
  • 他人からの認識・関心の低下
  • イライラ、ストレス、憂鬱など精神的に不安定に
  • 引きこもりや、社会からの孤立化

すぐに行動を起こしましょう

一言で「難聴」と言っても、その原因は様々で、対処法も様々です。外耳や中耳と呼ばれる部分が損傷することによって起こる難聴は、薬での治療や手術によって改善する可能性があります。しかし、難聴の約80%は内耳という部分が原因で、その多くは治療で改善させることができません。

ですが、この難聴の多くは、補聴器を使うことで聞こえを補うことができます。小さな補聴器を使うだけで、日々の生活の質が大幅に改善されます。また、将来起こるかもしれない問題を軽減できる可能性もあります。

補聴器を使っている人の51%が、「もっと早く装用すればよかった」と感じています*。あなたはぜひ、早めに補聴器の検討を始めてください。

*Japan Trak 2022

難聴が健康に及ぼす影響について

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FAQ

一般的に、聴力が衰えてくると次のような症状が現れます。

  • 高い音が聞き取りづらくなります。例えば女性や子供の高い声、鳥の鳴き声、電話の呼び出し音などです。
  • 会話の理解度が下がります。特に騒がしい場所では顕著です。
  • 耳鳴りがする場合があります。
  • テレビやラジオの音が大きいと指摘されます。
決まった年齢になると聴力低下が始まる、というわけではありません。一般的に、30代から徐々に低下し始めますが、低下する度合いは人それぞれです。

一部の難聴は一時的なものです。例えば、ライブなどで大きな音を聞きすぎたり、病気や薬の影響だったり、または単に耳垢が詰まっているだけの場合もあります。これらは時間が経過したり、治療したりすることで改善させることができます。ですが、このように改善させることができない難聴も多くあります。耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。

はい。誰でも歳を取れば、聴力は衰えます。衰える度合いや進行度は人によって違います。
耳をダメージから守るには、まずは大きな音を聞き続けることがないように気を付けることです。イヤフォンやヘッドフォンの音が大きすぎないように調整する、うるさい場所では耳せんを着ける、等が基本的な方法です。
また、定期的に聴力検査を受けることも、とても大切です。
まずは耳鼻咽喉科の診察を受けましょう。どのような種類の難聴か、どのような対処法があるかを診断してもらえます。
そして、補聴器が効果があると診断されたら、早めに補聴器使用を検討してください。補聴器は補聴器販売店で購入できます。

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