騒がしい場所は苦手?コミュニケーショントラブルにつながる難聴

コロナ禍や猛暑のため夏はお出かけをあきらめたけれど、感染が落ち着いて涼しくなってきた今は、基本的な感染防止策を徹底しながら、外出しようという方も多いでしょう。普段あまり行かない環境に行くと、思わぬ聞こえづらさを感じることがありませんか。

もしかして難聴?と思う瞬間

慣れていない環境だと、普段の生活では気付かなかった聞き取りづらさを経験することがあると思います。例えば、ドライブでは走行音などの雑音に邪魔されて、お隣や後ろからの家族の声が聞こえにくくなる傾向があります。また、BGMの大きいレストランや、ざわざわとした話し声がするカフェなど、音があふれる空間では会話が難しく感じる方も多いでしょう。


雑音が多い騒がしい場所は、健聴者にとっても言葉の聞き取りが難しい環境です。ですが、自分に必要な事柄だけを選択して聞き取る聴覚の働き(カクテルパーティー効果)があるので、必要なことを聞き取ることができます。


難聴になるとこの働きが低下してしまいます。すると、健聴者なら聞き取れる程度の軽いうるささの状態でも、自分だけ聞き取れない、ということが起こるのです。


もしこのようなことがあるようでしたら、聴力測定を受ける事をお勧めします。聴力の検査で、その原因が難聴であるかどうかを判断することができます。


また、難聴の兆候が現れたら、早めに対策を取ることをお勧めします。なぜなら難聴を放置すると、自分自身だけではなく、家族や友人など周囲の人に対してもマイナスに働くかもしれないからです。

【難聴の兆候はこちらをご確認ください】

難聴による意思疎通の困難

難聴者と話す場合、話し相手は同じことを何回も言ったり、大きな声ではっきり発音するよう努力したりします。そうしたやり取りはお互いを疲れさせます。話が成立しない、意思疎通がうまくいかないことが続くと、人間関係がぎくしゃくしてしまうこともあるでしょう。 今は、話し声を文字に起こしてくれる便利なアプリやデバイスがあります。それを活用して家族・友人同士とやり取りしている方もいると思いますが、大事な話や相談事がある場合は、大切な家族や友人と顔を合わせて、じっくり話したいと思うでしょう。そうしたときには、難聴が煩わしく感じられるでしょう。

対処に関する意見の不一致

家族や友人が心配して、適切な検査と対策が必要だと言っても、本人が難聴を認めたがらない場合があります。「自分は大丈夫!」と言い張るのは、周囲を心配させたくないだけでなく、自分が難聴であるという事実をなかなか受け入れられないから、という場合もあります。本人の気持ちも大事ですが、家族や友人にとっては、心配する気持ちを否定されたように感じてしまうでしょう。難聴者に拒絶されても、家族や友人は検査を受けてほしいと思い続けるでしょうから、平行線なままお互いのストレスになりかねません。

安全に関する懸念

家族や友人が「何かしらの対処をしたほうがいい」と忠告するのは、何よりも安全面を心配しているためでしょう。難聴に対処しないことによって生じる問題の中でも、特に安全に関することは重要です。 難聴の程度によっては、車の走行音やクラクションが聞こえない可能性があります。自転車が走る音も聞こえなくなるので、歩道を歩いていても危険に遭遇することがあります。心配するあまり、「出かけちゃダメ!」とあれこれ干渉したり、過剰に安全面について指摘したら、難聴者も嫌な気持ちになるはずです。

難聴が要因となって意思疎通がうまくいかなかったり、どのように対処するかで意見が分かれたり、安全面でのトラブルが起きたりすると、結果として難聴者を気遣う家族や友人にもストレスをかけることになってしまいます。



難聴が日々の生活にどのような影響を及ぼすかは、具体的に予測できません。何が起こるかわからないという不確定性が、本人だけでなく家族や友人にもストレスを与えます。補聴器を使うという決断は難しいかもしれませんが、その決断は自分だけでなく、周囲の人全員のメリットになる可能性があります。難聴かなと思ったら、早めに耳鼻咽喉科の医師に相談しましょう。


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