補聴器は両耳につけるのが基本です 

補聴器の購入を検討するとき、なんとなく「片耳でいいかな」と思う方も多いようです。昔は補聴器は片耳につけることが多かったからでしょうか。ですが現在は、両耳に補聴器をつけることが強く推奨されています。聞こえが両耳とも衰えている場合は、ぜひ両耳に補聴器をつけてください。「高価な補聴器を片耳だけ」つけるか、「お手頃な補聴器を両耳に」つけるかを迷っていたら、ぜひ「お手頃な補聴器を両耳に」を選んでください。

 

両耳に補聴器をつけると良いとされる理由

  どうして両耳に装用するのが良いのでしょうか?理由は大きく4つあります。

1.左右両方からの音を聞く

左右から音が入ってくることは、耳が2つある人間にとって大切なことです。

2.疲れにくいからより長く使える

両目の視力が良くないのに、片方の目だけにメガネをつける、なんてことはありませんよね。それでも見えるかもしれませんが、見づらいうえに非常に疲れるでしょう。それと同じように、両耳が難聴なのに片方の耳だけに補聴器を装用しても、聞こえが不自然になってしまいます。

3.音の方向感・距離感がつかみやすい

補聴器を両耳に装用すると、左右どちらの耳からも情報が入ってきます。これは、本来の人間の耳と同じような状態です。脳は両耳から入ってくる微妙な音の違いから方向や距離を瞬時に判断しています。両方から音が入ってくることによって、音の方向感・距離感をつかみやすくなり、普段の生活が楽になるだけでなく、例えば「気が付かないうちに自動車が後ろから近づいていた」などといった危険を避けやすくなります。

4.騒音下で言葉が聞き取りやすい


人間の脳は、騒音がある状態でも必要な言葉だけにフォーカスして聞き取る能力を持っています。補聴器を片耳だけにつけた状態では、情報量が少なくて聞き取りが十分ではないことがありますが、両方の耳の聞こえが改善されることで、この能力を発揮しやすくなります。

補聴器の両耳装用で、
より自然な会話の聞き取りを

補聴器の効果を最大限発揮し、より快適で自然な聞こえを得るために両耳での装用をおすすめします。補聴器の両耳装用は満足度が高いという調査結果があります。

また、シグニア補聴器は左右の補聴器で通信しあうことで発揮される機能が多く搭載されています。例えば、

・騒がしい環境で、複数の話し相手を追いかけて
 聞き取りやすくする「ロックオン」機能
・自分の声のこもりを軽減する「OVP」機能
・車や電車で360度会話をモニターするスピーチフォーカス機能

こういった機能は、両耳装用で初めて稼働するものです。せっかく補聴器を購入するのであれば、搭載されている機能はフルに使いたいものですよね。

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もちろん、すべての人に両耳での装用が必要なわけではなく、片耳だけが難聴だったり、片耳が完全に失聴していたりする場合は、片耳だけの装用になる場合もあります。どの耳に補聴器をつければよいかは、耳鼻咽喉科の先生にご相談ください。

補聴器の効果や、使いこなせるか等不安がある方はまずシグニア補聴器の試聴レンタルを試してみてはいかがでしょうか。試聴レンタルは、当社の徹底した品質管理に合格し、衛生面・性能面を担保している補聴器のデモ器を2週間自宅でじっくり試せるサービスです。

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