耳鳴りの事実とFAQ
シグニアの補聴器には、高度な技術が詰め込まれています。音を増幅し、聞こえやすくするだけでなく、搭載されているさまざまな機能で耳鳴りの影響を軽減し、あなたのストレスを軽減するお手伝いをします。
「そもそも耳鳴りって何?」「なぜ耳鳴りは起きるの?」といった疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。今回は耳鳴りについての事実と、お客さまから寄せられることの多い質問をご紹介しながら、耳鳴りのメカニズムに迫ります。
耳鳴りは症状も原因もさまざまですが、純音性と非純音性に分けられます。「ピー」、「キーン」、「ブー」といった特定周波数の音が鳴る場合は純音性と呼ばれ、耳鳴りに悩む方の大半がこの純音性です。音が連続的に鳴る場合と、複数の音が鳴る場合(重複音)があります。
非純音性の耳鳴りは、「ブンブン」、「カチカチ」、「パチパチ」、「ガタガタ」など少し特殊な音が鳴ることが分かっています。
ご存知でしたか? 耳鳴りに関する5つの事実
- 耳鳴りは、多くの原因によって生じる一般的な症状です。
- 10人に1人以上が慢性的な耳鳴り(6カ月以上継続)に悩んでいます。
- 耳鳴りの患者10人のうち9人には、難聴の症状が出ています。
- 10人のうち2人は耐えきれないほど症状がひどいと感じています。
- 耳鳴りの有病率は、難聴の程度と関わっていますが、難聴の症状がひどくても軽くても耳鳴りが生じる可能性はあります。つまり難聴の程度は関係ありません。
よくある質問と回答
A:突発性難聴の後に耳鳴りが起こる場合はありますが、耳鳴りによって突発性難聴が起こる可能は低いです。
Q:耳鳴りは難聴の原因になりますか?
A:耳鳴りとあわせて難聴の症状が出ることもありますが、耳鳴りは難聴の直接的な原因ではありません。難聴を患っていない人であっても、耳鳴りが起きることがあります。
シグニアの補聴器が耳鳴りを緩和する仕組みについて、詳しくは耳鳴りに関するページをご覧ください。耳鳴りを改善しながらも、上手に付き合っていくためのアドバイスは、これからもこのブログページに掲載予定です。
参考文献:
Crummer RW; Hassan GA. Jan, 2004.& 5.
Kochkin, S., Tyler, R. and Born, J. MarkeTrak VIII: Prevalence of Tinnitus and Efficacy of Treatments(耳鳴りの有病率と治療の有効性), The Hearing Review, Vol. 18 (12), November 2011, pp. 10-26
Barnea G, Attias J, Gold S, Shahar A. Tinnitus with normal hearing sensitivity: extended high-frequency audiometry and auditory-nerve brain-stem-evoked responses(正常な聴覚的感度での耳鳴り:高周波数域オージオメータと聴神経脳幹誘発反応). Audiology 1990; 29:36-45.
Langguth B, Kleinjung T, Fischer G, Hajak P, Eichhammer P, Sand PG. Tinnitus severity, depression and the big five personality traits(耳鳴りの重症度、鬱、性格の主要5因子). Prog Brain Res. 2007; 166:221-7.
(2参照)