聴力にまつわる面白い事実 - その2 

イルカの聴力はどれぐらい優れているのか?

水族館の人気者、イルカは一般的に聴力が良いと言われていますが、人間と比べてどれくらい良いのでしょうか。
人間とイルカの聞こえの違いは?

音の高低は周波数という数値で表されます。低い音は周波数が低く、高い音は周波数が高くなります。人間には「聞こえる音」と「聞こえない音」があります。人間が耳で聞くことができる音は、一般的に20Hz(ヘルツ)~20,000Hzといわれています。日常的な会話は250Hz~4,000Hzの周波数帯にあります。通常、20,000ヘルツ以上のとても高い音は,健康で良い耳を持っている方でも聞くことができません。それが『超音波』と呼ばれる音です。

イルカが聞き取れる周波数帯は150Hz~150,000Hzです。実は人間の7倍以上の高い超音波を聞き取る事が可能です。


犬や猫の聴力は?

イルカはどのように超音波を活用しているのか?

イルカは水の中で進化してきました。その中で、視覚の情報に加えて、聴覚で周囲の環境を把握する力が特化されました。イルカは暗い海の中でも、えさとなる魚を探すことができます。これはイルカが超音波を出して「やまびこ」のように戻ってきた音をキャッチしているためです。目には見えなくても、超音波を使うことにより、方向や距離がわかるのです。それの能力は「エコーロケーション」といいます。イルカの他に、コウモリやフクロウ、クジラなどの動物もこの能力を持っています。

また、イルカは超音波を使って仲間と連絡を取り合っていると言われています。会話をしている、個体ごとに名前がある、など様々な報告があります。具体的どのようにコミュニケーションをとっているのか、いろいろな研究が進められています。

人間のコミュニケーション

人間には言葉や文字など、様々なコミュニケーションの方法があります。近年ではインターネットを通じてのコミュニケーションも盛んですね。文字に加えて写真やイラストを用いた文面でのコミュニケーションも増えてきています。しかし、多くの人にとって最も身近なコミュニケーション手段は、イルカと同じく、音による情報伝達、つまり言葉です。

難聴の場合、相手の言葉をうまく聞き取れないと、相手の気持ちが分からないだけでなく、適切な表現で自分の気持ちを伝えることができず、コミュニケーションに支障をきたす場合があります。さらに、コミュニケーション不足により精神的に不安定になったり、社会からの孤立してしまう可能性があります。


聞こえと難聴について詳しくはこちら


最近聞こえが悪くなった、うまくコミュニケーションをとれないと何となく感じている方は、まず自分の聴力について確認してみてはいかがでしょうか。シグニア補聴器のホームページでは、簡単な聞こえ年齢チェックや聞こえに関する質問表を用意しています。あなたの聴力のレベルを把握するのにきっと役に立ちます。


トップへ