聴力の衰えにはいくつかのサインがあります。電話の相手に何度も同じことを聞き返すことはありませんか?テレビやラジオの音量が大きすぎると家族に言われませんか?レストランや騒々しい場所で周りの人との会話に聞き逃しがありませんか?家族とのお祝い行事などの時、よく聞こえないせいで疲れを感じませんか?静かな場所での対面での会話なら楽に聞き取れるのに…と感じませんか?
これらは全て典型的な聴力の衰えのサインと考えられます。でも心配することはありません。難聴は耐えなくてはならないものではありません。適切な解決策で聞こえを改善することができます。
補聴器をつける決断をするのは、多くの方にとって難しいことです。補聴器をつけないまま時間が経ち、聞く力を一層低下させてしまうケースが多くあります。
聞こえに不安を感じたら、できるだけ早く対処することをお勧めしています。聴覚は人体の他の部位と同じで、器官を使い、刺激を与え続けなければ衰えてきます。脳は常に聴覚からの刺激を受け、日々音を聞くトレーニングをしています。この刺激が無くなると、聞く力が低下するだけでなく、次第にコミュニケーション能力も衰退していきます。そのため、いざ補聴器を装用した際に聞こえに慣れることが難しくなってしまいます。