生活の質と耳の健康

QOL(Quality of Life)という言葉はよく見かけますよね。「生活の質」などと訳されることが多く、私たちが生きる上での満足度をあらわす指標のひとつです。年齢に関係なく「やりたいこと、楽しみたいことがたくさんあります」という、若者に負けないぐらいアクティブなシニアの方がたくさんいらっしゃいます。こんなシニアの方には、ぜひ生活の質と密接に関わる「耳の健康」に注目していただきたいと思います。

生活の質は耳の健康とどう関係しているの?

WHO(世界保健機関)は「生活の質」(QOL)の構成領域を「身体的領域」「心理的領域」「社会的関係」「環境領域」の4つの領域に分けています。「生活の質」を評価するには、病気の有無を測るのではなく、主観的幸福感を測定します。

耳の健康はどう生活の質に影響するのでしょうか。聴力の低下は、不快感や疲労感をもたらし身体的な影響を与えることがあります。また、難聴によって会話がうまくいかないと、自分や相手に対して否定的感情を覚えたり、精神的にも影響が出ます。その状態が続くと、コミュニケーション自体が億劫になり、人間関係がギクシャク、社会との交流が減少し、最終的に認知機能の低下をもたらすことがあります。逆に難聴に対策することで、周りと活発なコミュニケーションができ、安心感や社会参加の意欲が高まり、より生き生きとした毎日を送ることができます。

年齢に関係なく「生活の質」を維持していきたい、こんなシニアの方には、体の健康だけでなく、ぜひ生活の質と密接に関わる「耳の健康」にも注目していただきたいと思います。

聴力の低下は若い時からすでに始まっている

聴力の低下は高齢者の悩みとしてイメージされる事もありますが、実は30代から既に始まっています。加齢による聴力の低下は、年を重ねるにつれ誰でも起こりうるものです。

 

また、聴力の低下は徐々に進行するため、自分では気づきにくいものです。加齢性難聴が進むにつれて、高い音から聞こえづらくなります。特に子音が聞き取りづらくなります。例えば「さかな」と「たかな」など、似たような言葉を聞き間違えたり、聞き分けることが難しくなったら、聴力の低下のサインです。

難聴の対策は早いうちに

気になる症状があっても、「まだだいたい聞こえるから」、「年のせいだ」と気にせず生活している方もいらっしゃいますが、実は難聴が進行すると、精神的健康に影響を与え、認知機能の低下をもたらすことがあります。
難聴は早いうちに対策したほうがよいとされています。例えば補聴器は、ある程度若いうちから、そして難聴が軽度のうちから使用したほうが、補聴器の使用に慣れやすいのです。また、早めに脳に音を届けることで情動が活性化され、心の健康にも良いと言われています。

【難聴と認知症の関係について詳しい情報はこちら 】

補聴器もデザインを楽しむ時代に

 

補聴器といえば、肌色の、四角くて、耳の後ろから大きくはみ出た、色々なボタンが付いている、という数十年前に見た補聴器を思い浮かべる方も多いでしょう。実は最近の補聴器、とても進化しているんです。シグニア大人気の器種Signia Activeは、まるでワイヤレスイヤフォンのような補聴器です。その洗練された形は、日常生活はもちろん、ビジネスシーンでも違和感なく使用できます。

目立たなさを追求する方には、世界最小クラスの耳あな型補聴器Silk Xがおすすめです。耳の奥に入って外からはほとんど見えません。

Signia ActiveとSilk Xはマスクの邪魔にもなりにくいので、メガネ、マスク、帽子とも相性がよく、とても使いやすい器種です。

 

また、数々のデザイン賞を受賞した、スリムでスタイリッシュなデザインを継承しているStyletto AXは、耳の後ろにすっぽり納まる、スリムな充電式補聴器です。上品でおしゃれなデザインとカラーで、アクセサリー感覚でつけられます。幅広い年齢層の方に人気です。


加齢による聴力の低下は誰にでも起こりうるものです。しかし、早いうちから補聴器をつけることで、多くの場合聞こえに関する悩みを解消できます。ご自分やご家族の聞こえに不安を感じているなら、まずは医師の診察を受けましょう。そして、聞こえに応じて補聴器の利用もご検討ください。

自分の聴力を把握するには、シグニアの無料オンライン耳年齢のチェックもご利用ください。医師の診察に代わるものではありませんが、予備的な判断基準としてお役に立つはずです。

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