スマホアプリで小型耳あな補聴器を操作するには?Signia appの使い方解説

シグニアの最新器種Insio IXは、極小サイズの耳あな型補聴器です。補聴器本体が小さいので操作するには結構難しい?と思う方に、手元のスマートフォンで補聴器を操作する方法を説明します。無料のスマホアプリ「Signia app(シグニア アプリ)」をインストールして、リモコン代わりに補聴器をコントロールすることができます。

どうしてアプリでコントロールするの?

 

シグニアの超小型の耳あな型補聴器、たとえばInsio IX IIC、Silk Charge&Go IXは、補聴器本体に調節用のボタンがついていません。また、Insio IX CICのようなプッシュボタンがついている器種もありますが、本体が1円玉より小さいため、ボタンがあっても、操作が難しいと感じる方がいるでしょう。スマートフォンの大きい画面でコントロールする方が、ずっと簡単です。

 

Signia appとは?


Signia appは、シグニアが提供している無料のスマートフォン用アプリです。補聴器の音量調節や電池残量の確認、さらにプログラムの変更等、聞こえをサポートする様々な機能を使えます。

Signia appは、すべてのiPhoneと多くのAndriodスマートフォンで利用可能です。使用中のスマートフォンでSignia appを使えるかは、ウェブサイトで簡単にチェックできます。スマートフォンで下記のページにアクセスすると、そのスマートフォンで使えるシグニアのサービスが画面に表示されます。PCからアクセスする場合は、QRコードが出てくるので、それをスマートフォンで読み取ってください。

 もしSignia appが使えるとわかったら、App Store / Google playストアを開き、検索ウィンドウに「シグニア」と入力し、アプリをインストールしてください。

スマートフォンとの接続はこちら

 Signia appと補聴器の接続

アプリを入れたら、まずはスマートフォンと補聴器を接続(ペアリング)する必要があります。

ワイヤレスイヤフォンなどでよく使われるのが、Bluetoothを使ったペアリングですよね。ですが、Insio IXのような超小型耳あな型補聴器はBluetoothを搭載していません。これは、「補聴器が耳の奥に入るから」です。

Bluetoothの電波は、壁や障害物などがあると遮断されてしまう性質を持っています。そして、なんと人体もBluetoothを遮断してしまうのです。耳あなの奥にある補聴器と手元のスマートフォンの間には、たいていの場合、「人の顔」が存在しますよね。すると、その顔自体がBluetoothの電波を吸収してしまい、補聴器に届くBluetooth電波はとても弱くなってしまうのです。 ですからBluetoothではなく、人の耳では聞こえないような高周波音(モスキート音のようなとても高い音)をスマートフォンから出して、補聴器の操作を行います。

スマートフォンと補聴器のペアリングにも、この高周波を使います。ダウンロードしたSignia appを開き、いくつかのボタンを押すだけです。詳しくは下記の「かんたんガイド」をご確認ください。

シグニアアプリかんたんガイドはこちら

Bluetooth非搭載の小型耳あな型補聴器の場合
Signia appでできること

• 補聴器の音量を簡単に調節できる

周りの音環境は常に変化しています。周りがうるさい時は、静かな環境で使用していた音量では物足りないかもしれません。Signia appの画面左下に「ボリューム」というボタンがあり、ボタンを押すとスライドバーが出てきて、上下させることで音量の調整ができます。

• 音のバランスを簡単に変更できる

お好みの音質は人それぞれです。真ん中の「バランス」ボタンを押すと、スライドバーで好きな音質に変更できます。上にいくと少し高い音を強調して鋭くシャープな音になり、下にいくと低音を強調してまろやかでソフトな音質になります。音量や音質の変更ができたら、補聴器からクリック音のような音が出てお知らせします。

• 補聴器の電池残量を確認できる

画面の右上にある電池アイコンをタップしたら、電池の残量を「ピー」という音でお知らせしてくれます。「ピー」が1回だけ鳴るのは、電池残量が少ないということ。早めに充電ケースで充電しておくと安心ですね。


 プログラムの変更

 このように、アプリでいろいろとコントロールすることはできますが、毎回「音量を変えて、音質を変えて…」と操作するのは大変ですよね。ですから、よく行く場所や環境が決まっているのなら、補聴器販売店で「プログラム」として設定してもらうこともできます。

例えば、「騒がしい環境」や「テレビ」など、その場面で一番聞こえるようにあらかじめ細かな設定を補聴器に覚えておいてもらうのです。そしてその環境になったら、Signia appの画面の一番上にある「きこえのプログラム」と書いているエリアをタップしてプログラムを選べば、補聴器の設定は一発で切り替わります。

 プログラムの設定は絶対必要なものではありませんが、環境に応じて補聴器の設定を頻繫に変更しなければならないようなら、プログラムを設定するように販売店に相談してみてください。

 Insio IXとSilk Charge&Go IXはスマートフォンのアプリだけではなく、小さなリモコンでコントロールすることもできます。スマートフォンをお持ちでない場合は、ぜひリモコンを試してみてください。

Signia IXシリーズの補聴器はシグニア補聴器2週間お試しプログラムで試聴可能です。Insio IXはオーダーメイドの補聴器ですが、既製のSilk Charge&Go IXと同じ音と機能を持つので、Silk Charge&Go IXで聞こえ方や音質等を体験できます。スマートフォンのアプリを使ってみることもできますし、お店によってはリモコンを貸してくれるかもしれません。

ご自宅や職場で補聴器を、そしてアプリやリモコンをじっくりお試ししてみてください。興味がある方はぜひお近くのシグニア補聴器2週間お試しプログラム取扱店の紹介サービスをお申込みください。

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